某ブログで日本の家庭にグラタン皿が家族の人数分あることについて書いてた。
そのブログではそれぞれの食事を分ける日本文化と取り分ける西洋の文化としてひろげてたのだけど。
ワタシはなぜかたこ焼きのふねみたいな小さなグラタン皿を思い出してキュンとなったり。
電子レンジからオーブンレンジに買い替え、はりきったママンが添付のレシピを見ながら数々の新メニューに挑戦し、それを果敢にたいらげていたワタシ当時小学生。
きっとそのころ我が家にも家族人数分の小さなグラタン皿が揃ったのでしょう。
水っぽいマカロニグラタンも食べました。「これは失敗やろう?」
焼きリンゴなるものも食べました。「おいしいのか?これはおいしいのか?」
天国のママンの名誉のためにいっときますけどママンの料理の腕は抜群でしたよ。
なんせおじいちゃんは板前さんだったりします。
要はそのころ西洋料理が怒濤のように我が家に流入してきてたんですね。
ろくに食べたこともないようなものにいきなりチャレンジしても味の基準がわかるわけがない。
(あーなんかオレすげージジイみたいw)
さらに“口中調味”以外の食の楽しみ方って知らんかったもんね。
告白すると、
シチューはカレーみたいにご飯にかけて食べるのが我が家ではあたりまえでしたw
もしかしてこれっておかしいのかも?となって
ご飯と別に盛られるようになりましたけど、お椀にシチュー。。。
かといって、ご飯がお茶碗に盛ってあるのにシチューはシチュー皿ってのもヘン。
「そもそもシチューをご飯のおかずという捉え方が間違ってるんじゃね?」
「シチューってスプーンで食うもんだろうよ」
「パンにつけたりして食べんのかもよ」
「日本人の晩飯の主食は絶対ご飯だろ。常識的にも食欲的にも」
「ごはんも皿に盛ってスプーンで食べりゃいい」
「それならやっぱご飯にシチューかけちゃった方がよくね?」
「スプーンではきゅうりのQちゃんを食べられんじゃないかっ!」
まさにその頃な〜べ家の食卓では和と洋が激しくぶつかり合い、新たな食文化のビッグバンが。。。
起きませんでしたけどねw
ワタシは家庭を持ってないのでわかりませんけど、今の家庭にも小さなグラタン皿が家族人数分の揃ってるのかしら?
それとも大きな皿で焼いて取り分けてるのかしら?
なんかかわいくっていいとおもいますけどね。小さなグラタン皿も。